毎日のニュースから感じたままを書き込みます


by jazzman23
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

問屋の経営者が首を吊った

Excite 中内功氏が死去 ダイエーを創業

衣料品の問屋を手広く経営していた知人が首を吊ってしまったのは32年前の事だ。

知人は二代目で、ダイエーと取引が出来る様になったと自慢していた事を今でも思い出す。
彼の父親は堅い商売をして来た人で、主に地方の洋品店を御得意として営業して来た。

ダイエーの進出で地方の商店街がさびれてしまい売り上げが低迷してしまった会社を、二代目がダイエーを開拓した事によって売り上げを伸ばし、会社を息子に譲ったのだ。

知人の会社もダイエーのおかげで数年間は好景気だった。

或る日突然急死の知らせが届き私は急いで駆けつけた。
彼の両親は倒れてしまい入院。彼の弟が葬式の準備をしていた。

ダイエーが毎年何十店も出店するのには理由が有って、新店舗の食料品以外は問屋からの借り物で、売上は現金でダイエーに入る。支払は早くて翌月。下手すれば手形で数ヶ月後になる。という事は、問屋が銀行から借りた資金で用意した商品をダイエーが販売し、現金を手に入れる。一ヶ月間に一店で数億円の現金が出来る。問屋への決済は数ヶ月後になる。

という事は出店している限り毎月数百億円もの現金が絶えず入るが、出店ペースを落とすとたちまちダイエーは赤信号がともるようになってしまう訳だ。

問屋はダイエーが開店するたびに商品を自己リスクで揃えなければならず、納品してから入金までの金利の負担が膨大なものにふくれてしまうわけだ。

追い討ちをかける様に売れ残りの返品。賛助金の強要。店舗改装費の負担。派遣店員費の負担。イベントでの高額商品の押し付け販売。etc・・・

現金のあるダイエーはますます太り、問屋はだんだんと体力を失ってしまう。

知人は数年で父親が半生掛けて築いた財産を食いつぶし、赤字を抱え資金繰りにいきずまり、責任を取って生命保険をもらう為に首を吊ってしまった。

それ以後32年間、私は一度もダイエーで買い物をしない。

喜多見 梁右
[PR]
by jazzman23 | 2005-09-20 03:50 | 独り言